2 ことわざ遊び・イラスト

「椿」

古事記の時代から、椿は魔除けの力を持つ植物とされ、吉祥模様です。また、古くは神の依代(よりしろ)となり、春の訪れを告げる木とされました。

「鴛鴦」

鴛鴦(おしどり)は、いつも決まった相手と一緒にいることから、仲の良い夫婦の例えに使われます。

「三猿」

見ざる聞かざる言わざるとは、他人の欠点や過ちは見ない、聞かない、言わない、とするのが良い方法であるということ。

また、見たものに捉われず、聞いたことに捉われず、言った言葉に捉われないことで日々成長ある人でいられると言う教え。

「舞妓さん」

ポチ袋とは「ほんの少しの心づけ」を意味し、もっぱら懇意にしている芸妓・舞妓さんなどに渡していた小さな祝儀袋が発祥です。

「千鳥」

千鳥柄は古来から日本で使われている紋様で『千』をとることから長寿への願いと、夫婦仲良く交互に子育てをすることから夫婦円満の意味も込められています。

「お福さん」

福を呼ぶ「お福さん」になれる条件は三つあるそうです。

一、大きな顔。世の中では顔の広さが必要。

二、おちょぼ口。余計な事や悪口を言わない。

三、低い鼻。天狗にならないように。

「福助」

奉公先の商売を必ず繁盛させる才を持つ福助も、実は体に大きなハンデを背負っていたという話があります。人の才は一長一短ですが、良い笑顔の周りには必ず福が集まって来ます。

「一寸法師」

背丈が一寸ほどの主人公が、お椀の船で都へ行き、針の剣で鬼を退治。打ち出の小槌で立派な若者になり、公家の姫と結婚しました。

室町時代の御伽草子(おとぎぞうし)から。

「桃太郎」

川を流れてきた桃の中から生まれた桃太郎。犬、猿、キジをお供に連れて鬼が島の鬼を退治。代表的な昔話の一つです。

「江戸玩具」

徳川八代将軍吉宗が発令した贅沢禁止令により町人の遊びや贅沢が制限されてしまいます。しかし遊びの好きな江戸っ子は玩具をミニチュアで作りこっそりと楽しんだことから、江戸玩具が誕生しました。

「石の上にも三年」

「苦しくても大変でも、辛抱すれば必ず報われる」という意味のことわざ。何事にも忍耐強さが必要。じっと待っていれば不思議と身の回りに変化が起きてくるものです。

「打出の小槌」

仏教の守護神である大黒天が持つ小槌。それを振れば願いが叶うと言われます。「打出」とは打ち出す、作り出すという意味。

「一富士二鷹三茄子」

江戸時代に駿河の国より伝わる、縁起の良い夢を順に並べたことわざです。富士は「日本一の山」鷹は「威厳のある百鳥の王」茄子は「成す」の意味。

「のし」

漢字で「熨斗」。アワビを薄くそいで伸ばし乾燥させた「のしあわび」を祝儀物に添えたものが由来。不老長寿と善き事が続くようにとの願いが込められています。

「弘法も筆の誤り」

どんな名人でも時には失敗することがあるということ。空海が平安京の応天門の額の字を描いた際、設置後に「応」の点が一つ足りないことに気付く。そこで空海は筆を投げつけて完成させたという話・・・流石です。

「一斗二升五合」

一斗は五升の倍だから『ゴショウバイ』。二升は一升マス二つで『マスマス』。五合は一升の半分だから『ハンジョウ』。先人の粋な言葉遊びの一つです。

「妖怪 からかさ小僧」

一本足で飛び回る、唐傘の妖怪。

人間を驚かすのが好きで、日本各地の

お化け屋敷に出没。

この夏、お化け屋敷でからかさ小僧を探してみてはいかがですか?

「妖怪 猫又」

猫が年を経て尻尾が二股に分かれた妖怪。通常は普通の猫のふりをしていますが、人間に化けたりもします。長年人の側にいれば習わなくても人語を話せるようになります。

お宅の猫ちゃんは夜中猫又に変身していませんか?

「妖怪 二口女」

昔の農家は働き口として嫁を迎えたそうです。

嫁に飯を出すのが惜しいと食事をわずかしか

出していなかったところ、二口女に化けた

と言うこと。

世の男性の皆様、釣った魚にエサをやらないと、

奥様が二口女になるかもしれませんよ。

「妖怪 あかなめ」

風呂の水垢が溜まったところから生じた、金時あたまの童子妖怪。木製の風呂桶に付いた垢が好物なので、あかなめが現れぬように江戸時代の人は風呂掃除に励んだそうです。

しかし、バスタブに変わってしまった現代、絶滅危惧種の妖怪なのかもしれません。

「妖怪 野菜男」

日本には八百万の神がいます。

自然のもの全てには神が宿るという考えです。

野菜男達は、野菜の神様が粗末にされ

勿体無いお化けとして化けた妖怪です。

この飽食の時代、一番身近な妖怪なのかもしれません。ご用心を…。

「大入り」

千客万来(お客様が沢山きてくれたこと)を祝って配られるお祝い袋。寄席や歌舞伎、相撲が発祥とされています。

「猫に小判」

値打ちの分からない者には何の役にも立たないという事の例え。人間にとっては貴重な小判であっても、猫にはその価値が分からないという事から生まれたことわざ。

「招き猫」

白・・・福を招く。

黒・・・病除け。厄除け。

右手を挙げているのは雄猫。銭を招くものといわれています。

「獅子舞」

幸せを招くと共に、厄病退治や悪魔払いとして古くより伝えられています。獅子に頭を噛まれると、その年は無病息災で過ごせるという言い伝えです。

「瓢箪」

三つ揃えば三拍(三瓢)子そろって縁起が良い。六つ揃えば無病(六瓢)息災のお守りになるとされています。

「松竹梅」

松:冬でも緑を失わない。不老長寿のシンボル。竹:成長が早く、、生命力・繁栄のシンボル。梅:他の花に先駆けて(初春)最初に咲く。



古代から松・竹・梅は「歳寒の三友」と呼ばれ「めでたきもの」のしるしとされてきました。

「七転八起」

何度失敗してもくじけず、立ち上がって努力すること。例え七回転んでも・・・。

七や八という数字は縁起を担いで使われる数字です。

「鴨葱」

「鴨が葱しょってくる。」とは、思いがけなく望ましい状況を呼び込むことの例え。また、鴨の地道な努力の賜物。

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